溶剤浄化機 XClean

クリーニングの本質は"洗い"にあると確信します。
その基本は溶剤管理にあります。
本機は「誰でも・簡単に・低コスト」を実現しました。

溶剤浄化機 XClean

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当社の考え

最近、品質の向上が云々されておりますが、「品質とは何なのか?」が分からなくなっているのがこの業界の現状です。
私は、私達クリーニング業の特権であるドライクリーニングこそが家庭洗濯との差別化を図れ、主張すべき品質だと考えます。その根本は溶剤管理にあります。
ただ現状、溶剤管理の分かっているスタッフの不足と人員の入替りにより徹底出来ないのが現実です。
現在この業界を悩ませているのは、色の問題です。とにかくよく色が出るポリエステル製品、略例服(分散染料)等々のためフィルターの寿命が極端に短くなっているにも関わらず経費節減の為にフィルター交換時期を遅らせ、とにかく安いフィルターを使い茶色くなった液で洗い逆汚染まで引き起こしているのが現状です。フィルターこそ生命です。常に循環している以上、高品質のフィルターを使用すべきです。高品質フィルターの寿命を長くすれば、コストは下がります。
フィルター以外の何か補助する方法が必要不可欠な状態になってきた為、別付けの方法での解決以外ないと考えました。
現存する溶剤浄化製品は色を取ることのみに作られたものが多く、最近の製品ではカートリッジでごみを取るように発展してはいますが、考えは変わっていません。最近よく、溶剤浄化製品を使用している為、色は透明だが酸化値が0.6も有るとの話を聞きます。多くの溶剤浄化製品には脱酸までの考えはないものと思われます。
また、溶剤蒸留がベストと考え、導入・運転されている工場でよく

  • 溶剤が変化し活性が落ちている(N-10の製造中止でよく分かるようになった)
  • ソープと水の管理にバラツキが出て一定しない
  • 昨今の衣類はよく染料が出るため蒸留回数を増やすが、都度ソープが必要となり経費が掛かる
  • 蒸留を繰り返すくらいなら、年2回溶剤を全取替したほうが良いのでは
  • 常には、清浄濾過のほうが経費が安く安定して良い

など、真剣に品質を考えている方からよく耳に致します。
今一度、「品質」とりわけ溶剤管理について考えてみませんか。

脱色

粒状炭を毎日追加可能にした為、Xクリーン本体の内蔵カーボンの劣化を強力に補助し、脱色効果を長く継続させることができます。毎日新しいカーボンを追加出来ることこそが最大のノウハウです。

  1. 内蔵カーボン量が40リッター
    本体内蔵カーボン量が40リッター(フィルター2本分)ある為、効果は絶大です。
  2. 液の浄化に最適の条件
    溶剤の浄化は水の浄化と同じでゆっくり落とすことで浄化剤の効果が十分に発揮できます。従来の溶剤浄化装置のようにポンプで圧を掛けて押し出すと、浄化物に道が出来てしまい、充分な効果が得られません。その為、本機は1200mmの高さと連通管による液位の高さを保つ機能を持っております。

脱酸

本体に酸化値(脂肪酸)を下げる活性アルミナを10リッター内蔵し、脱色効果と同じように毎日追加可能にしています。
現在、安価なカートリッジフィルターが多く流通していますが、安価な物になるほど脱酸剤が入っていないことがあります。
洗った衣類から嫌な臭いがするのは脂肪酸の臭いがほとんどの為、本機を利用することで衣類はもちろん工場からの臭いも無くなることが実証実験結果で得られています。
また、衣類から脂肪酸を取ることで「衣類が軽くなる」ことも実感頂けます。

水分除去

繰り返し利用出来る化学布を使用することにより、溶剤中の水分を取ります。
この化学布は、バスタオルを乾燥させドライ機に入れ回転させるより経済的なうえ簡単です。
溶剤中の水分を除去することで衣類のシワが基本的に無くなります。また、ベースタンクのスラッジ量は減り、フィルター寿命は伸びます。後述しますが、ソープが適量で無いと溶剤中の水分は比重分離され、終業後から翌朝にかけてベースタンクの底に沈殿します。その際にスラッジが堆積していると、水分がスラッジの中に入り込み腐らせます。それ故、ベースタンクのスラッジは無いことが重要となります。

スラッジ・リント除去

本機はスラッジ・リントを効果的かつ経済的に除去する為、リードペーパー(キッチンペーパー)を採用しています。
このペーパーを1日1回(経費3円未満)交換するだけで驚くほど除去します。
スラッジ・リントを除去することにより、フィルター交換の頻度が減ります。これによりフィルター本体代金はもとより、フィルターに吸着したゾール/ソープ・産廃料金のコストが下がります。細目にフィルターを交換されている方ほど、コスト削減効果が見込めます。フィルター寿命を延ばす事は大幅な経費削減に繋がります。

ベースタンク内スラッジ除去

ベースタンクに特殊配管部材を取り付け、タンク内の溶剤を循環させる事によりヘドロがなくなります。
ベースタンクに循環を起こせば当然スラッジも回転し、本機に吸い上げることでタンクには貯まりません。これまで、ボタントラップからポンプまでの流路に循環を加えたことで、隅に溜まりやすいスラッジも除去できます。

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