株式会社 匠システム
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フィルター蒸留器 XPlus
溶剤管理は、ドライクリーニングの基本です。
新発想の回転式フィルターと蒸留機で簡単に溶剤管理ができます。
Xプラスフィルターと従来のフィルター方式のコスト比較表
- 備品・消耗品リスト
- ランニング経費
X+Plus 設置方法(石油ドライ機)
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ドライ機1台の場合
ドライ機内のフィルターは使用しません。かわりに、外付けのXプラスフィルターに溶剤を送ります。1日1回、フィルターを回転させ、フィルターのリント等を除去します。フィルターの回転時に溶剤のサブタンクに送り、蒸留する事によりキレイな液に復元します。
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ドライ機2台の場合
ドライ機2台の場合もXフィルターの使い方は同じです。蒸留は1日1回程度ですので、1台の蒸留機で2台のドライ機の溶剤を蒸留することが可能です。
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吸引式蒸留機+Xフィルター
吸引式蒸留機は、リント・スラッジ等を吸引しますとストレーナーが目づまりします。この場合も、液受タンクを用意し、リント等を沈殿させた上ずみを予備タンクに流し、予備タンクの液を蒸留する方式を取る事により、使用が可能になります。
現場に応じた設置方法を3種類よりお選びください
吸引式蒸留機
現場に応じた設置方法を3種類よりお選び下さい。
ソルカン機の最大問題が2つあります(使用して4年に成りますが、次世代機として私はお勧めします。)
- 1つはKB値が低い為の洗浄力
- 弊社もソルカン機導入4年に成りますが、前処理の工夫からゾール機以上の洗浄を見ており、解決いたしました。KB値と沸点が低い事は衣類の為には良い事です。当然風合い仕上がり具合が非常に良いです。
- 2つは赤い色の着色
- ソルカン液の特性から抑えられない事です。この解決の為に蒸留回数を増やしての対応に問題が出ております。当然の事、溶剤のソープ濃度とソープの溶剤混入が一定しません。ダウン製品にキワ染みが出たりすることです。その結果、何よりソープを使いすぎます。ソルカン機を使う以上これは当り前ではありません。この問題対策に、Xプラスが驚くほどの結果を出しています。フィルター交換経費と、ソープ使用経費の両方に貢献します。
X+Plus 設置方法(石油ドライ機)
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300L×325Φタイプ
400ワッシャーまで染着せず、800ワッシャーまで使用できます。現状のフィルターと同じ大きさなので、付け替えるだけでOK
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470L×325Φタイプ
800ワッシャーまで染着せず、1400ワッシャーまで使用できます。但し、機械寸法内に収まらない問題がある。(340mm後ろに突出)
- (対策)
- 右図のように、フィルターを本体後部下より1400mmの所から上部に設置が可能となる。
Xフィルターのバージンカーボンが、ソルカンの染着問題を解決します。
キレイな溶剤を維持
1日1回の蒸留、毎日のバージンカーボンの添加により、いつも抜群の透明度と低酸化値を維持します。
当社の考え
溶剤を何時も最高に近い状態に維持するにはどの様にすればいいかを考えました。
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- 蒸留は必要最低限で行う
- 蒸留することによる問題は溶剤管理の画面で申し上げたとおりです。但し蒸留しない事には取れない極微細な金属粉等のごみはフィルターで除去するには限界があり蒸留を行なう必要があります。Xプラスを導入いただくと、当初1週間ばかり蒸留粕がピンク色になります。なぜ1週間かかるかと言うと、配管、ドラムに付いているスケールに近い不純物がきれいな液を使用し続けると、徐々に取れて行くためと思われます。蒸留器を使用していてXプラスを導入した業者さんには一切起こっておりません。
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- それと共に本機には最大の長所がある。
- 本機の特徴として毎日1~2回、回転させスラッジを落とします。という事は毎日添加する事が出来るということになります。導入頂いた工場では1日1回園芸スコップ1杯の珪藻土と粒状炭(1回20グラム位経費は8円)をボタントラップから入れて頂いております。他のフィルター機にこの様な事をするとたちまちフィルター圧が上がります。とても出来る行為ではありません。この毎日添加するバージンカーボンこそが溶剤に多大な影響を及ぼします。昔、色が出たと言って粉末カーボンを珪藻土と一緒に入れた覚えのある方も多いと思います。溶剤管理を理解している方ほど経験したことだと思います。
長持ちフィルター
フィルターを回転させ、フィルターのリント等の付着物を除去します。又、カーボンを毎日添加しますので、内蔵カーボンの脱色効果を強力に延命します。
当社の考え
フィルターを長持ちさせるにはどの様にすればいいかを考えました。
スラッジさえ付いていなければ長持ちするに決まっています。これが開発動機です。但し、使用してみて問題が発生しました。すぐに圧が上がってしまいました。原因は粘度の有るソープと脂肪酸が直接フィルター膜に付いたからでした。本来スラッジに付いていた表面膜にそれらスラッジが無い為、直接付いたのが原因でした。そこで更に工夫を加えたのが当機です。
手を掛けられない「自働化」は品質を上げられない
トヨタ生産方式を勉強している時教えられました。トヨタでは自動化の動は"ニンベン"が付きます。
このたびの匠システムを提案するとき、余りにもこの業界が機械任せで手を掛けずに商品を作り出そうとしているかということを認識しました。
匠システムは高価値商品を作り続けるのが目的の為、機械任せにすべきではないと考えました。少し手を掛けることで品質が良くなり、更には消耗品が長持ちします。(つまりは、コスト削減に繋がります)
少々の理解が必要だと思いますが、これによりスタッフを活性化することが出来ます。他業種でも少し手をかける余地を作業に持たせるとスタッフのモチベーションが上がると聞きます。大切な要因と考えます。